2018年12月2日日曜日

VS codeにW32Texをいれる

VS codeにW32Texをいれる

Texworksが何故か頻繁にクラッシュしたり、Vimに慣れきってしまったりだとかで、環境を変えたいなと。
Atomを使ってるという話を聞いて、まずはTexLiveに変えようとするも嫌がられ、perlいれたりしてもだめで、そもそもAtom自体も何故かインストール時点でエラー

仕方ないので、元々使っていたW32Texをもう一度入れなおし、Vimが使える環境で比較的先駆者がいらっしゃるものをと探した結果です。

これで修論を書くのに環境面のストレスは減るはず

環境

・Windows 7 (64bit)
・W32Tex(TeXインストーラ3 0.86r3使用)
・(TeXインストーラ3 0.86r3にパッケージされている諸々)
・Visual studio Code (Octover 2018 (version 1.29))

W32Texのインストール(Texインストーラ3)

いろんなところで分かりやすく解説されているとおりです。
「ダウンロード」の項目から「最新版」をクリック
→zipを解凍後exeファイルを実行
→あとは画面の指示に従っていくと、ひとまずlatexが書けてpdf化までできる環境が整う

Visual studio Codeのインストール

いろんなところで分かりやすく解説されているとおりです。
以下のサイトからダウンロード

日本語化は、以下のサイトを参考に拡張を導入
→version 1.29ではインストール後、「再読み込みしてアクティブにする」というボタンが表れるのでクリック→ソフトの再起動がかかって自動で適用してくれます。
locale.json内の書き直しが不要です)

↑赤囲みの部分のように表示される


VS codeにW32Texの環境を整える


大まかな流れ

大まかな流れは以下のサイトを参考

LaTex Workshopの設定からが上記サイトと違います。
違いは次の二つ

①platexでコンパイル→dvipdfmxでpdf化する
②コマンドの指定が「toolchain」ではなく「recipe」になった
(toolchainを使ってコンパイルすると「Recipe terminated with error. 」と出ます)


①②ともに、以下のサイトのソースが実現してくれます

実際にやってみる

LaTex Workshopの「詳細」の下のほう「FAQ」に赤枠のような説明がある

①「ファイル(F)」→「基本設定」→「設定」を開く
②「ユーザー設定」の欄から「拡張機能」→「LaTex」を選択
③以下のような画面になるので、赤囲みに「latex-workshop.latex.recipes」を入力
 
④「settings.jsonで編集」をクリック

⑤下の画像①にマウスをもっていくと出てくる「編集」→「設定にコピー」
(これで、一番右の「ユーザー設定」枠内に「既定のユーザー設定」枠内のソースがコピーされる)
(これを参考→https://qiita.com/ayatokura/items/4301e0d1d8b339f722eb
⑥一番右の「ユーザー設定」枠内を、下の画像②にまるっと書き換えて保存
設定完了!!!

<<②の内容>>
{
"extensions.autoUpdate": false,
"latex-workshop.latex.recipes": [
{
"name": "Report",
"tools": ["platex","dvipdfmx"],
}
],
"latex-workshop.latex.tools": [
{
"name": "platex",
"command": "platex",
"args": [
"-synctex=1",
"-interaction=nonstopmode",
"-file-line-error",
"-jobname=\"%DOCFILE%\"",
"-kanji=utf8",
"-guess-input-enc",
"%DOCFILE%.tex"
]
},
{
"name":"dvipdfmx",
"command": "dvipdfmx",
"args": [
"%DOCFILE%.dvi"
]
}
],
"latex-workshop.view.pdf.viewer": "tab",
}
以下のサイトを参考にハイブリット
https://mstn.hateblo.jp/entry/2017/06/09/163912(platexのargのあたり)
各コマンドの説明は以下のサイトを参考
https://beanlog.xyz/blog/latex-on-vscode/

最後の一文「 "latex-workshop.view.pdf.viewer": "tab",」は完成したpdfをVScode内のタブで見るよ(以下のような感じ)というコマンド
あってもなくてもいい
(ただ、「View Latex PDF」で何度か選択していると学習して自動で追記されるよう)

使い方

基本的には、texファイルを開くと自動でコンパイル→pdf化してくれるようです。
編集後は①で保存→コンパイル→pdf化をしてくれます。pdfを表示は②でできます。
進行状況は一番下の紫色の枠のところに出ます。